早起きして損なし! 「雲海」を見に行こう☆sea of clouds

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いくつもの条件が重なった時に現れる晩秋の幻想的な風景「雲海」。もうすぐ終わる夜と、もうすぐ始まる朝の狭間「かはたれ時」に、朝日を浴びて金色の絨緞のような雲が広がります。「ため息しかでない」美しい日本がここにもあります。必ずしも出会えないからこそ、焦がれる風景です。

雲海が発生する条件|天気は?時期は?時間は?

雲海が発生する条件 天気は?時期は?時間は?
雲海が発生するためには、いくつかの条件が必要です。

①前日から無風に近い状態であること。
②大気中の水蒸気が多いこと。
③前日の最低気温と最高気温の差が10度以上あること。
④良く晴れていること。

以上の条件が揃った時に、現れる確率がぐんと高くなります。
気象条件が整いやすいのは9月下旬~12月上旬。春先にも出会うことができます。山で出会うカメラマンは皆さん、「10月上旬の雲海が一番美しい」と口を揃えます。
雲海を見るためには、野営するか、まだ暗いうちから山に登っていく必要があります。いずれにせよ、アクシデントがないよう、しっかりと準備する必要があります。特に防寒対策は念入りに。

「竹田城」「雲海テラス」だけじゃない|私の心が震えた雲海ベスト3

星野リゾートトマムがプロデュースする北海道の雲海テラス、「天空の城」「日本のマチュピチュ」などと形容される兵庫県の竹田城。「雲海おすすめすスポット」とインターネット検索すれば、たくさんの情報が出てきますが、私が心から感動した雲海3選を紹介します。

第3位 天空の道

熊本県
アニメ「天空の城ラピュタ」のワンシーンのような絶景。「ラピュタの道」とも呼ばれています。この絶景を持つ阿蘇市は、残念ながら熊本地震で大きな被害を受け、美しい道が崩落。2年以上が経過した今も傷跡が残っています。アクセス道は通行止めとなっています。

第2位 大佐山

岡山県
中国山脈の知る人ぞ知る穴場スポット。山頂は360度の大パノラマで、運が良ければ、足下まで雲海が迫ってきます。近隣の山々が小島のように浮かび、「もう一つの瀬戸内海」と例える人もいます。

第1位 秋田駒ヶ岳

秋田県・岩手県
雲海が稜線を滝のように流れ落ちる現象「滝雲」を見ることができる場所。心が震えると、自然に涙が流れるのだと知った場所です。

雲海は一期一会

私の周りでは「物忘れがひどい」と話す人が増えています。多くは加齢が原因なのでしょうが、若い人たちの間にも広がっているとなると見過ごすことができません。

インターネットやスマートフォン、SNSが普及し、誰でも簡単に情報を収集できる時代になりました。「一日に5時間以上もスマホの画面を見ている」という人は少なくないはずです。言い換えれば、頭の中に絶えず情報が流れ込んいるのです。人は忘れる生き物です。脳の許容量を超えると古い情報を捨てます。これが「現代人の物忘れ」ではないかと思います。観光振興について意見を求められることがあります。「大量の情報を手に入れられるようになり、引き換えに、情報の力が薄まった」と気付くことがスタートだと思います。今や「情報を得る=行動」とはなりにくいのです。しかし、「忘れない記憶」「行動に導く情報」が確かに存在します。それは圧倒的な感動により、得られるもの、あるいは波及するものではないでしょうか?

限りある一生のうちに、あと何度、心が震える瞬間に出会えるでしょう?
雲海は巡り合わせが生み出す“一期一会の情景”だと思います。

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どこまでも続く八雲、くるくるとおどる花筏、頬をくすぐる花風、吐く息の向こうにきらめく銀竹―。山が好きです。四季の草花が好きです。
お米を研ぐ音、やさしく揺れる湯気、笑顔になる香り―。食べることが大好きです。料理は出来たて、作り立てが、1番おいしいと思います。大好きな誰かに、大切なあなたに、おいしい料理を届けてほしい―という、ちいさな願いを込めて、日本の片田舎から発信しています。

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