知っていましたか?
100年近く前 珈琲用のペーパーフィルターは
日本の職人の手で漉かれ 世界で使われていたことを
Corsoyardより引用
珈琲の淹れ方やドリップポットにこだわる人は多いと思いますが、「珈琲フィルター」にまでこだわる人となると、なかなかいないのではないでしょうか?
結婚記念日に温泉へ連れて行ってもらいました。
特別な日には特別なコーヒーを淹れたいですよね。
気になっていた高級な和紙のコーヒーフィルター「立花(TACHIBANA)」を試しました。
美しさに目を奪われますが、苦手な人にも飲みやすい珈琲を淹れることができます。
目次
美濃和紙の珈琲フィルター立花(TACHIBANA)
立花は、一般的な珈琲フィルターに比べ、豆の旨味や油分の吸収が少ないと言います。
雑味の少ない深くまろやかな味わいが楽しめる……というのも謳い文句に惹かれます。
金属メッシュフィルターに近い味わいなのでしょうか?
「試飲がとても楽しみ」
……と、いつもの調子でドリップし、見事に破いてしまいました(汗)
美濃和紙でできた立花(TACHIBANA)は「優しくドリップ」を心掛けましょう
「立花」は紙を強化する薬品を使っておらず、天然繊維だけを丁寧に結合させ、漉いているそうです。
とても繊細な素材のため、優しくドリップしましょう。
湯温は90度以下で、1点に集中しないように注ぐのがコツ
いつもの調子で、豆を膨らませながらドリップすると、高確率でフィルターの底が抜けて(破れて)しまいます。
中心から外側へ回すようにお湯を注ぐことを心掛け、1点にお湯が集中することは避けましょう。
湯温も90度以下が推奨で、少しずつ注ぎましょう。
豆は中挽き〜粗挽きが推奨
豆も、中挽き〜粗挽きが良いようです。
粗挽きだと旨味が出てこない豆もあるので、豆選びも慎重に。
今回はイノダコーヒーさんの深入りをチョイスして中挽きにし、湯温87度で淹れました。
私は普段から豆をやや贅沢に使い、一般的な推奨量の半量を抽出。
これに同量の湯を加えて飲むようにしています。
雑味を抑えるために行き着いた工夫なのですが、立花ととても親和性が高いように感じました。
美濃和紙のコーヒーフィルター立花(TACHIBANA)で淹れた動画
フィルターが破れないように工夫して淹れた様子は動画にて紹介しています。ぜひ、ご試聴ください。
【追記】美濃和紙のコーヒーフィルター立花(TACHIBANA)は微粉が多いので一手間を
<2020/02/29>
金属メッシュフィルターもそうですが、立花もやや微粉が落ちる量が多いです。
豆を引いた後に、微粉を取り除く一手間を加えることをおすすめします。
次の記事ではこの一手間を解説しています。