メスティンで開花宣言!!
今回は、ボルシチを作った際に残ったビーツ煮汁を使って桜色の生地に挑戦しました。
私の大好きな色の一つが「桜色」です。
紅染め中でも、もっとも淡い色。
日本人は、ほんのり酔った女性の可愛らしい様子をこの色で喩えますね。
桜色は平安時代に一般的に使うようになったとようです。
当時の桜といえば、山桜(ヤマザクラ)のことで、この色は山桜の花の色に由来しているそうです。
桜あんぱんは、山ガールによく似合うパンではないでしょうか?
春山に呼ばれている気がします。
ちなみにビーツは「奇跡の野菜」「食べる輸血」とも言われるスーパーフード。さまざまな健康効果が期待できるようです。
メスティンと固形燃料で「桜あんぱん」
材料
・強力粉 120g
・仕込み水 75cc-80cc (うちビーツ煮汁15cc)
・ドライイースト 小さじ1/3
・砂糖 小さじ1
・塩 少々
・桜塩漬け 約10本(うちトッピング2本)
抹茶あん
・白あん 80g
・抹茶 小さじ1/4
作り方
大まかな流れは下記の記事をご参考ください。
桜あんぱんを焼く際の注意点
・ビーツ煮汁を薄めたものを仕込み水にします。
・抹茶あんはキッチンペーパーに包み水分を取りましょう。
・こげめが付き注ぎると、せっかくの桜色が台無しになります。クッキングシートを厚めに、直火から遠ざけ、こまめに上下を返しながら焼きましょう。
「奇跡の野菜」「食べる輸血」とも言われるスーパーフード「ビーツ」がすごい
ビーツという名前は知らなくても、「ロシア料理のボルシチに入っている真っ赤な野菜」と言えば、多くの人がうなずくはずです。
クセがなく食べやすい上、実は「奇跡の野菜」「食べる輸血」と言われるくらい栄養が豊富です。
ヨーロッパでは昔から健康に良い野菜として知られており、古代ローマ人は発熱や便秘の治療に使ったとも伝えられています。
特に注目したいのが、ビーツを摂取することにより体内で産生されるNO(一酸化窒素)。
産生されたNOには血行を改善したり、血管をやわらかくする働きがあり、血管の中で血栓の発生を防ぐといわれています。
このほか、ビーツに期待される効果には次のようなものがあります。
・むくみの解消、高血圧の予防
・動脈硬化の予防
・抗酸化作用によるがんの予防
・腸内環境を整える
・肝機能を高める
ビーツの煮汁をパン生地に練り込めば、ビーツに含まれるさまざまな栄養をしっかり取ることができますね。